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LOGOS
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ロゴス教会は永い間、伝道活動しておりました都内の目白から1982年秋に移転、1983年11月、八王子の小比企町へ会堂を建て新しい伝道活動への道を歩み始めてから40年以上になります。
「開かれた自由な教会」を旗印に地域の皆様から愛される教会活動を展開しております。
ロゴス教会の歩み
▼1885年(明治18年)
美士代町教会を母体として、新宿区榎町に清水政忠牧師のもと「牛込福音伝道所」(後の牛込福音教会)を開設。
▼1941年(昭和16年)
山本三和人牧師が主任牧師に就任、「日本基督教団 牛込矢来町教会」と改名。
▼1947年(昭和20年)
文京区目白に移転し「日本基督教団 ロゴス教会」と改名し教会を復興、同時に「ロゴス英語学校」を開設。
▼1983年(昭和58年)
現在の八王子に移転。
▼1985年(昭和60年)
ロゴス教会(旧牛込福音教会)の創立100周年記念として、山本三和人牧師が記念礼拝を実施。
▼1999年(平成11年)
山羽勉牧師が主任牧師に就任。
▼2004年(平成16年)
郷義孝牧師(八王子栄光教会)が代表者に就任。
▼2005年(平成17年)
山本俊正牧師が主任牧師に就任。
▼2025年(令和7年)
山本俊正主任牧師と協力牧師らの元、創立140周年を迎えた。
「ロゴス」という意味をご存じですか?
<ロゴス>はギリシャ語で「言葉」を意味する単語ですが、キリスト教ではそれを<神の言葉>という意味で受け継ぎました。教会では日曜日ごとに神の言葉である聖書が読まれ、語られ、イエス・キリストが神の言葉としてつかわされたことが証されます。
人は、<神の言葉>によっていのち=真実に生きる喜びを与えられます。<神の言葉>による神と人との交流の場が日曜日ごとの礼拝です。礼拝は神の招きの場であり、教会員だけではなく、わけへだてなくすべての人が招かれています。
(「LOGOS No.02」1989.5 )
愛らしい驢馬が迎える祈りと安らぎの場
ロゴス教会の入口から1歩中に入りますと、正面で愛らしい驢馬(ろば)のキャラクターがあなたを迎えます。
驢馬という動物は温順な動物で、よく労役に耐え、旧約の時代から登場してまいります。「創世記」にアブラハムが神の命令に従ってひとり息子のイサクを神に捧げるために、モリヤの山に出かけますが、そのとき荷物を運んだのが驢馬でした。

また、サウルが父の驢馬数頭が姿を消した時、驢馬を捜しにひと山もふた山も越えてベニヤミンへ着き、そこでも見つからないのでさらにツフの地に来たとき、預言者サムエルと出会うことことにによってイスラエルの最初の王に推薦されるのですが、この二人を結びつけることになったのは驢馬でした。
驢馬は古くから駄用に供される重宝な家畜でしたが、イスラエルの人々にとっては汚れた動物のゆえ、神への捧げものとはならず、その肉もいかにもまずいものと言われていました。しかし、バビロン捕囚(B.C.586-538)の末期に、南王国ユダヤの人々が帰国を許された時、驢馬を6720頭連れて帰ったといいますから、驢馬がどんなに大切な動物であったかがわかります。驢馬は粗食に耐え、長生きして丈夫なたくましい動物なので、使役用の家畜としてたいへん重宝がられろと同時に、時には愚かものとされたり軽蔑されたりした動物でした。
ところで、主イエスがエルサレムに入城した時、主は驢馬に乗って来ました。あのさっそうとした馬ではありません。主イエスは弟子に「ろばの子」を引いてくるように言いました。それは「主がお入いり用」だったからです(ルカによる福音書第19章31節)。これは旧約の預言者ゼカリアが預言した通りでした。

シオンの娘よ、大いに喜べ、大いに喜べ エルサレムの娘よ、呼ばわれ。
見よ、あなたの王はあなたの所に来る。彼は義なる者であって勝利を得、柔和であって、ろばに乗る。
すなわち、ろばの子である子馬に乗る。
驢馬は、平和な仕事のためにくびきを負って使役されてきました。主イエスが馬でない驢馬を選ばれたのは、驢馬こそ「平和の君」を乗せるにふさわしい動物だったからです。そして、それは「主がお入いり用」とされたのです。
ロゴス教会は驢馬(ろば)があなたを迎えます。




MESSAGE
これは1982年9月に東京・目白にあった旧ロゴス教会礼拝堂で開かれた、故山本三和人牧師による「ロゴス教会の出発を記念する会」でのメッセージです。
はるかなる幻想に向かって

わたしどもロゴス教会は、ここ目白での35年にわたる活動に一つの区切りをつけ、八王子市小比企町へ移転することになりました。
このときにあたり、これまでながい間、皆さまからいただいた温かいお交わりと、心のこもったお力添えに対し、心からお礼を申し上げます。
さて、ローマ人への手紙の中でパウロは
「だれでも、キリストにあるならば、その人は新しく造られたものである。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなった。」
と述べています。キリストにある信仰の歩みは、時々刻々に行われる脱皮です。成長に欠くことのできないものは脱皮であって、脱皮が終わると成長はとまります。
わたしどもの教会の目白から八王子への移転は単なる空間上の位置がえではありません。それはこれまでの古いロゴス教会から、新しいロゴス教会への脱皮であり、私自身の信仰の原点に対する回帰でもあります。そしてこの脱皮はロゴス教会が存続し、ロゴス教会が成長をやめないかぎりつづきます。
ロゴス教会がそこに向かって脱皮を続けてゆくヴィジョンは、これからの教会活動を通じて、キリストにある神の愛と、それによる自由と安らぎが、この民族の心に深く届き、やがてそれが新しい文化の花を咲かせ、実をみのらせることにあります。わたしどもはこのことに対して特にC・N・C運動(Challenge for New Culture)と名付けることにいたしました。
これは簡単に達成できるヴィジョンではありません。その達成には永年にわたる祈りと努力の積み重ねが必要です。しかしヴィジョンはただ前方にかかげてながめるためのものでなく、それに向かって旅立つための目標です。その道がどんなに遠くても、またどんなにけわしくてもあと戻りはゆるされません。
わたしどもの旅立ちに当たって、皆さまのご理解と、お力添えとを、お願いしてやみません。
Access
京王線の小さな駅、「山田駅」の改札を出て右方向にゆくこと5分。UFOのように見えるユニークな建物が現れます。ここがロゴス教会です。隣には牧場が広がり、牛や羊がのんびりと草を食んでいる姿が見られます。裏には総合グランドがあり、サッカーの練習をする子どもたちの歓声が絶えません。建物正面のドアを開きますと、外光を浴びた白い十字架が目に飛び込んできます。
